もちもち日報

三十路おんなが育児や産後ダイエットをするなど。

クリニックにて。

やっとの思いで内科クリニックに到着した私。

 

処置室のベッドに横になり、医師の診察を待つ。

 

(恥ずかしながら、受付から車椅子で運んでもらってしまった。本当に今思えば恥ずかしい。もう穴があったらなんとやら。)

 

なんて言われるだろうか。

そういう事は良くないので今後は止めるように、と言われるだろうか。

どんな辛辣な叱咤も受け入れよう。

などと考えていた。

 

しばらくして、カーテンを引き現れた医師は眼力が強めだった。

う.......厳しそう.......←

少し日焼けをしている顔、その鼻と口を覆ったマスクからは、

単純に体調を聞く質問、そして補液投与をする事の説明。

それらが発せられただけだった。

断食は、故意のものだったのか聞かれ、頷いたがそれ以上は無かった。

 

身構えていた私は、少し安心。

 

そして、何故断食をしたのか、ダイエットをしたのか、とも質問をされた。

単に、産後太ってしまい体重を戻したかった為.......と答えたが、

 

これもカルテに記載されるのだろうか。 

ああ、本当に恥ずかしいことをした、でも来ないとやばかった。

 

では、と医師は去り、程なくして補液を下げた点滴棒を押し看護師さんが現れる。

下がっているのはソルデム200。

200かあ.......と少し心配したが、お医者さんの診断の元なので、きっと正しい。

看護師さんは、ショートヘアが似合う、目のぱっちりした可愛らしい人だった。

話し方から、しっかりした人そうだなあ、と印象を受ける。

そのしっかりさんは、血管ボリュームが無くてペッタペタな私の血管を見事一撃で仕留めて補液を開始してくれた。

めっちゃ神.......やっぱりしっかりさん.......

 

夜中ほとんど眠れなくて、と話すと、

朝日が降り注ぐ枕元に「眩しいですよね、休めるように閉めましょうか」とブラインドを下ろしてくれる看護。

これです.......私の好きな看護はこれなんです.......

ありがとうございます涙

 

人の優しさに触れ、体の中に少し液体が入ってきている安心感もあり、私はいつの間にか眠っていた。

 

 

点滴終了間近に現れた医師からは、少しずつ消化の良い物から摂るように、すぐに戻ってしまうからね、と、リバウンドの心配までして頂いた。

医師として、消化器のための当たり前の見解なのかもしれないが、なんだかとても暖かい言葉のように感じた。

有難い。

 

 

点滴が終わったが、補液が入っているはずの体なのにまだやはり怠さが強い。

 

でも、少しはボリューム入ったのだから大丈夫だ!と自分に言い聞かせる。

ゆっくりと歩き、待合室を過ぎ、玄関。

椅子。体を横にする。

しんどい。

でも、帰らねば。

 

呼んだタクシーにふらふらと乗り込み、自宅へと戻った。