もちもち日報

三十路おんなが育児や産後ダイエットをするなど。

地獄の一晩

 

3日間の断食を終えての感想。

とりあえず、空腹はそんなに辛くは無かった。

けれどとにかく死にそうだった。

家族にも迷惑をかけてしまった。

昨日は夫がたまたま休みで良かった。

もうやらない。

 

 

断食3日目の夜、とにかく体の調子がおかしい。

気をつけていても、いつの間にか頻呼吸となってしまい、嘔気が続く。

低血糖がこわいから、なんとかスムージーは飲むけれど、もうしんどい。

手足がとにかく冷えて、体は立ち上がるのにも苦労する程。そしてそのあかつきには立ちくらみと目眩。

ぬるま湯に短時間浸かり、その日は早く布団に入り、何とか寝てしまおうとする。

がしかし、寝付けない。

襲いかかる頭痛。

そして冷え。

 

23時頃だっただろうか。

記憶も曖昧だが、リビングに行き、ソファに倒れ込み、夫に助けを求める(どうせっちゅうねん)。

そして嘔吐。先程飲んだスムージー全嘔吐。そして胃酸。喉がひりつく。

 

 

夫は「救急車よぶ?!」と。

顔色も真っ白らしい。いやこんな事で救急車は呼ばないよ。

 

脱水かな、水を飲まなきゃ.......ボリューム入れなきゃ.......

と思って水分を摂るも嘔吐。

ああ、嘔吐直後に飲んでもダメだ、少し時間をあけて白湯を飲もう、と

1時間後、ゆっくりと時間をかけて白湯を飲む。

でも、全部(というかそれ以上?)戻してしまう。

 

 

だめだこれは、点滴案件だ。

今までこういうこと沢山あったけど、全部点滴だった。補液だ、とにかく補液.......ソルデム.......

なんとなくそう思ってしまい、夜間急病センターへ相談。

しかし、電話口のナースより、その感じじゃ朝まで様子見れそうじゃん?

とりあえず一晩様子見て朝内科いこ?

との事。

 

 

私の考えは間違っていた.......

うぅ、恥ずかしい.......

 

そうだよな、これ如きで補液なんて、貴重な医療資源をこんな事に使うなど許されないよな.......自業自得だし、ごめんなさい、考えが甘かった.......

 

ひとしきり自責し、布団に潜り込む。

嘔吐は続く。

胃液しか出ない。

 

とりあえず朝まで、頑張って朝まで堪えて、早朝からやってる内科に行こう。

叱咤でもなんでも受け入れよう。

 

そう思い、眠りにつこうと努力はするも

頭痛と体のこわさで寝付けるはずもなく。

 

少しウトウトした後、ハッとして期待を持ち時計を見ても、まだ針は虎の刻。

 

な、長い.......

こんなに長い夜は、長女を帝王切開で産んだあの日の晩以来だ(痛みでめちゃくちゃ辛かった).......

 

目を瞑って、ほんの僅かな傾眠と、時計、そして落胆。身の置き所のないこわさ。

 

 

 

 

何度か繰り返し、そうして迎えた朝6時50分。

 

嬉しかった。ようやく迎えた、朝!

 

7時半から診療している近くの内科クリニックを夫に見つけて貰い、すぐにタクシーで向かう。

 

やっと助かる、やっとなんとかなる。

ごめんなさい、もうしません。

 

そんな思いでいっぱいだった。